会社紹介の構成内容。動画活用のポイントと事例3選
2022 02.12
会社紹介の役割は、自社の取り組みや企業理念、事業内容を知ってもらい、会社としての信用度合いを示すことです。この記事では、会社紹介のコンテンツを制作するために必要なノウハウやポイントについて、動画が活用される理由と合わせて詳しく解説します。
目次
- 会社紹介の役割
- 会社紹介の構成内容
- 社長・代表の挨拶文
- 企業理念
- 業務内容や会社概要
- 会社紹介に動画や映像が活用される理由
- 会社概要をわかりやすく伝えられる
- オンラインでも施設を案内できる
- 社員インタビューでリアルな声を届けられる
- 多くの人の目につきやすい
- 会社紹介の動画制作時のポイント
- 目的とターゲットを明確にする
- 一番訴求したい内容を決める
- クオリティの高さを求めるなら動画制作会社に依頼する
- 会社紹介動画の事例3選
- 業紹介型の会社紹介動画「株式会社MJE」
- カルチャー紹介型の会社紹介動画「楽天株式会社」
- ビジョン紹介型の会社紹介動画「SBテクノロジー株式会社」
- 動画を活用して、伝わりやすい会社紹介を制作しよう
会社紹介の役割
会社紹介は、自社の取り組みや企業理念、事業内容などを伝えるものです。「ステークホルダー」と呼ばれる企業のあらゆる利害関係者(取引先企業や顧客・投資家・求職者など)に対して、会社の信用度合いを示す役割があります。
会社紹介では、企業のビジョンや熱意、事業内容をイメージでき、信頼性を担保できることが重要となります。そのためにも、会社紹介が非常に重要なコンテンツであることを頭に入れておきましょう。
会社紹介の構成内容
ここでは、会社紹介の主な構成内容について解説していきます。
社長・代表の挨拶文
代表の挨拶を掲載します。代表者の考えやビジョンを知ってもらうことで、親近感や共感を得るためのコンテンツです。企業実績などのデータよりも、会社をより身近に感じてもらうことができます。
企業理念
会社の設立年月日や所在地から業務内容など、会社の基本情報を記載します。会社紹介において重要な項目のため、シンプルなフォントや表を用いるなど見やすい工夫をしましょう。
会社概要の主な項目 |
・会社名 ・代表者名 ・事業内容 ・住所 ・TEL ・FAX ・設立年月日 ・資本金 ・売上 ・社員数 ・主要取引先 ・取引銀行 など |
会社紹介に動画や映像が活用される理由
コロナ禍によるオンライン化やYouTubeなどの動画共有サービスの浸透に伴い、会社紹介に動画を活用する企業が増えています。ここでは、どのような理由で動画や映像が活用されているのかを詳しく解説します。
会社概要をわかりやすく伝えられる
動画にすることで、短い時間で会社概要をわかりやすく伝えられるメリットがあります。1分間の動画で伝えられる情報量は、WEBサイトおよそ3,600ページにも及ぶと言われています。文章では長くなってしまう会社概要も、動画にすれば数分にまとめることが可能です。
テキストだけでは伝えきれない抽象的なイメージも、動画にすることでより具体的に伝えられる点も大きなメリットです。こちらの意図する内容をより的確に表現しやすく、テキストや画像だけの情報よりもユーザーとの間にイメージの齟齬が生じにくくなります。そのため、経営理念やミッション、ブランドイメージといった、テキストだけでは表現しづらい内容を的確に伝えられるのです。
オンラインでも施設を案内できる
自社施設の案内動画を作成すれば、社員の働くオフィスや会社の設備などを、来社の必要なくオンライン上で簡単に紹介できます。動画を活用することで、職場の環境がイメージしやすく、自社の雰囲気を伝えるのに非常に向いているでしょう。
社員インタビューでリアルな声を届けられる
インタビュー動画では、社員のリアルな声を届けることが可能です。どのような社員が働いているのか、社員のリアルな声を動画で伝えることで、ステークホルダーに対して共感や安心感を与えられます。
多くの人の目につきやすい
会社紹介の動画はYouTubeやSNS上にも公開でき、人の目に留まりやすいので多くの人に観てもらえます。Googleなどの検索エンジンでは動画コンテンツのSEO評価が高く、上位検索される可能性も上がるでしょう。また、SNS上で動画が拡散されれば視聴数が増え、自社の認知度の向上にも役立ちます。
会社紹介の動画制作時のポイント
ここでは、動画制作時のポイントを詳しくご紹介します。
目的とターゲットを明確にする
まずはじめに、会社紹介動画を作成する目的とターゲットを明確にする必要があります。目的やターゲットが曖昧なまま、「かっこいいから」「面白いから」といった演出で作成すると、一貫性のない動画になってしまいます。会社紹介動画をより効果的なものにするためにも、「動画作成により達成したいこと」を明確にしておきましょう。
会社紹介における主な目的として以下が挙げられます。
・ブランドイメージの向上 ・事業内容の浸透 ・採用力の向上 ・社員のモチベーションアップ ・商談の効率化 など |
目的が決まったら、次にターゲットを明確にします。誰に向けて使うのかを決めることで、そのターゲットの心に届く動画を作成することができます。ターゲット属性は年齢や性別、社会的地位などさまざまですが、自社の目的にあわせて決定しましょう。この属性を広げすぎるとメッセージ性が薄れたり印象に残らなかったりする場合があるため注意したいですね。
一番訴求したい内容を決める
目的とターゲットを決めたら、自社の一番訴求したい内容を決定します。動画内で「印象づけたいものはなにか」「自社の強みはなにか」を見極めて訴求内容を考えることがポイントです。ターゲットの求めている情報はなにか、動画を観るメリットなどユーザー視点に立って洗い出すことも大切です。
クオリティの高さを求めるなら動画制作会社に依頼する
個人で簡単に動画が編集できるさまざまなツールがありますが、一定のクオリティが求められる会社紹介動画の制作は、プロの動画制作会社に依頼することをおすすめします。撮影技術や知識のない人が撮影・編集すると、人を惹きつけるメリハリのある映像を作るのは困難です。
制作会社に依頼をすると費用がかかってしまうのでは、と心配な方もいるかもしれません。しかし、紙媒体と比較すると印刷コストや配送コストといった制作後の維持費がかからず、制作費のみで運用することができます。制作内容によっては費用を抑えることも可能ですので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
会社紹介動画の事例3選
ここでは、実際の会社紹介動画の事例をご紹介します。会社紹介動画の目的として代表的なものは以下の3つです。
事業紹介 | 事業内容をメインに紹介する会社紹介動画です。複雑な事業内容は、図やグラフなどを用いてわかりやすく伝えることもできます。営業ツールとしてや求職者へのアピール、自社の商品・サービス説明にまで幅広く使えることが特徴です。 |
カルチャー紹介型 | カルチャーを紹介するタイプの会社紹介動画です。社員がどのような想いで、どのような働き方をしているのか、社内の雰囲気を伝えられるのが特徴です。代表的な形式として、社員のインタビューによる演出が挙げられます。 |
ビジョン紹介型 | 会社のビジョンをメインに伝える会社紹介動画です。伝えるのが難しい経営理念やビジョンでも、動画にすることでわかりやすく伝えられるのが特徴です。会社の内外へ向けたビジョンの共有を目的としています。 |
それぞれの目的に合わせた効果的な演出を実際の会社紹介動画で確認しましょう。
事業紹介型の会社紹介動画「株式会社MJE」
株式会社MJEの会社紹介動画です。会社としての思いや事業内容、サービス内容をアニメーションを用いてわかりやすくまとめています。シンプルなイラストのアニメーションとナレーションで、内容がイメージしやすい事業紹介動画の事例です。
カルチャー紹介型の会社紹介動画「楽天株式会社」
楽天株式会社の社員インタビュー動画です。1児の母として子育てをしながらマネージャーとしてキャリアを確立している社員にフォーカスしています。子どもがいても役職に就くことができ、キャリアを積めるという社内環境をうまく伝えている事例です。
ビジョン紹介型の会社紹介動画「SBテクノロジー株式会社」
SBテクノロジー株式会社が実施した社内プロジェクト「Vision 2030」の紹介動画です。 「全社員で考える新しい経営理念」をサブタイトルに掲げ、全社員が一丸となり未来の自社・社会、さらに自分たちの価値観などを改めて考え、新しい経営理念を導き出すためのプロジェクトの内容を紹介しています。プロジェクト実施における取り組みから始まり、このプロジェクトで作り上げたビジョンや経営理念までをうまくまとめた事例です。
動画を活用して、伝わりやすい会社紹介を制作しよう
した。会社紹介に動画を活用することで、テキストだけでは伝えきれないイメージもユーザーに届けることができます。今回紹介した内容を参考にして、動画を活用したイメージの伝わりやすい会社紹介コンテンツを制作してみてはいかがでしょうか。