会社紹介に動画を活用しよう!会社紹介動画の活用シーンや作り方のポイントを紹介

動画を活用して、会社紹介をする企業が増えています。会社紹介に動画を活用すると、どのような効果があるのでしょうか。今回の記事では、会社紹介動画の種類や活用するメリットなどを、実際に制作された会社紹介動画の事例と合わせて紹介します。

 

目次

  1. 会社紹介動画の種類
    1. 事業紹介型
    2. コンセプト紹介型(ブランドメッセージ)
    3. インタビュー説明型
  2. 会社紹介に動画を活用するメリット
    1. リアルに伝えられる
    2. 具体的なイメージとしてユーザーに届く
    3. 短い時間で多くの情報を伝えられる
    4. 活用シーンが豊富
  3. 会社紹介動画の活用シーン
    1. 会社の公式サイト
    2. 求職者向けの採用サイトや会社説明会
    3. 展示会などのイベント
    4. SNS、Youtube、WEB広告
  4. 会社紹介動画の作り方のポイント
    1. ターゲットと目的を明確にする
    2. 一番訴求したい内容やメッセージを決める
    3. 会社や商品のブランドイメージと合わせる
  5. 会社紹介動画の事例
    1. 会社紹介動画:白銅株式会社
    2. 会社紹介動画:株式会社両備システムズ
    3. 自社の社員に向けた会社紹介動画:ココングループ
  6. 会社紹介以外でも動画は効果的
    1. 商品・サービス紹介
    2. ブランディング
  7. 会社紹介に動画コンテンツを活用すれば、イメージとしてのユーザーへの訴求が可能

会社紹介動画の種類

動画を活用して会社紹介をする場合、何をメインに紹介するかによって見せ方が異なります。

事業紹介型

事業の紹介がメインとなる動画が「事業紹介型」です。会社紹介動画の中で、最も一般的でしょう。

 

事業内容を紹介するスタイルで、企業の概要や現在に至るまでの会社の歴史、業界についての説明、代表的な商品やサービスなどの商材、社長のメッセージ、社員のコメントなどが入ったものが多いです。会社に関する情報を網羅的に紹介しています。理念など抽象的なものは、アニメーションやCGを使用して表現することが可能です。

コンセプト紹介型(ブランドメッセージ)

「コンセプト紹介型」は、企業が重視している理念やコンセプトを発信する動画です。メッセージ性が高く、イメージアップにつながります。

 

事業紹介型が網羅的に会社紹介をしているのに対し、コンセプト紹介型は企業が視聴者に伝えたいメッセージを軸に、会社紹介をするスタイルです。伝えたいコンセプトをしっかりと定義し、雰囲気や効果音などを工夫する必要があります。

インタビュー説明型

実際に働く社員を動画に登場させ、会社の雰囲気や社員の様子を伝えるスタイルが「インタビュー説明型」です。社員が自分の言葉で語る様子が映し出されるため、リアルな会社の雰囲気を伝えることができ、視聴者に身近な印象を与えられます。

 

インタビュー説明型の会社紹介動画は、特に採用目的に活用されることが多く、応募者の入社意欲向上に効果を発揮するでしょう。会社が重視している理念について、さまざまな社員に語り継がせるようなテイストも多いです。

 

 

会社紹介に動画を活用するメリット

様々な会社紹介の方法がありますが、、動画を選ぶメリットはどのような点にあるのでしょうか。

リアルに伝えられる

動画にすることで、よりリアルに伝えることができます。例えば、社長のメッセージや社員インタビューでは、その人の肉声や細かな表情まで伝えることが可能です。文章で伝えるよりも、気持ちや情熱が視聴者に伝わりやすいでしょう。

 

仕事内容や働く人の様子なども、動画にすることでより伝わりやすくなります。何かを作る工程を動画で見せることにより、カスタマーや取引先ならどのように商品が作られているのか、そこにどのような思いが込められているのかがわかり、信頼度アップにつながります。求職者なら実際に働くイメージが湧きやすいでしょう。

具体的なイメージとしてユーザーに届く

文章では伝わりにくい企業の理念やコンセプトも、CGやアニメーションを用いて動画にすることで、具体的なイメージとして届けることが可能です。また、形のない商品を取り扱っている場合、静止画ではイメージが難しい場合もあるでしょう。動画にすることで、目に見えないサービスをわかりやすく形にすることができます。

短い時間で多くの情報を伝えられる

文字や静止画だけで多くの情報を伝えようとすると、テキスト量や写真の枚数が増えてしまい、読み手の負担となります。文章にすると長く難しい会社概要も、動画にすれば短くまとめることができるでしょう。受け取り手の負担を最小限にして、必要な情報を伝えられる点も会社紹介動画のメリットでしょう。

活用シーンが豊富

会社紹介動画は、さまざまなシーンで活用できます。オンライン上だけでなく、オフラインでも活用できるのもメリットとなるでしょう。例えば、会社のホームページに掲載している動画を、オフラインの展示会や説明会、営業ツールとしても活用できるのです。

会社紹介動画の活用シーン

会社紹介動画は、実際どのようなシーンで活用されているのでしょうか。さまざまな活用シーンを紹介します。

会社の公式サイト

会社紹介動画は、会社の公式サイト上に掲載されることが多くあります。公式サイト上に会社紹介の動画があれば、多くの情報が数分の動画内に盛り込まれているため、会社のことを多くの人に知ってもらうことができるでしょう。

 

会社の公式サイト上に掲載することで、事業内容や商品に関する情報を正確に、わかりやすく伝えることもできます。ブランドイメージに合った動画を掲載することで、「会社の顔」としての役割も果たします。

求職者向けの採用サイトや会社説明会

会社紹介動画は、求職者向けの採用サイトや会社説明会でも活用できます。就職活動中の求職者に向けて、社内の雰囲気や実際の仕事内容をリアルに伝えることが可能です。求職者の多くは、複数の企業を検討するため、企業ごとのリサーチも欠かせません。求職者の求める情報を効率よく、魅力的に伝えるために、会社紹介動画は有効に働くでしょう。

 

社長からのメッセージや社員インタビューを動画内に入れ込めば、求める人材とのマッチングにも効果を発揮し、ミスマッチによる離職防止にも効果的です。自社でどのような挑戦ができ、どのような働き方ができるのかを表現することで、他社との差別化を図り、優秀な人材獲得にも貢献します。

展示会などのイベント

多くの会社が集まる展示会などのイベントでは、短時間でより多くの人に自社の魅力を伝えなければなりません。会社のことや商材について知ってもらい、商談、契約に結びつけるために、会社紹介動画を活用し、わかりやすく魅力的に伝えることが大切です。展示会などのイベントでは、数分間のうちに、いかに多くの人に認知してもらうかが重要なので、動画を活用する会社が多くなっています。

SNS、Youtube、WEB広告

会社のことや商品をPRするために、幅広いユーザーに訴求できるSNSや、Youtube、WEB広告として会社紹介動画を活用することもできます。SNSは視聴者が興味を持ってくれたら、急速に拡散されますので、コストをかけずに宣伝することも可能です。言葉で説明するよりも、ターゲットに合ったイメージの動画を発信することで、売上への貢献も期待できます。会社紹介動画のSNS等への広告活用は、短時間で視聴可能であることを前提として、会社名や商品名を印象づける効果も期待できるでしょう。

会社紹介動画の作り方のポイント

実際に会社紹介動画を制作する際には、どのようなポイントを押させるべきでしょうか。作り方のポイントを解説します。

ターゲットと目的を明確にする

会社紹介動画を制作する際、まずはターゲットと目的を明確にすることがポイントです。ターゲットや目的を定めずに動画を作り始めると、視聴者の心に届かなかったり、内容に一貫性をもたせることが難しくなったりします。

 

ターゲットと目的は、多く盛り込み過ぎると焦点が定まらなくなるため、最小限に絞りましょう。万人受けを狙った動画は、印象に残りづらく、メッセージ性が弱くなることもあります。「誰に向けて」「何のために」制作するかをきちんと明確にすることが重要です。

 

【会社紹介動画のターゲットの絞り方と目的例】

ターゲットの絞り方

・性別

・年齢

・指向

・ライフスタイル

目的例

・会社の認知度を上げたい

・商材を広く広めたい

・売り上げアップに繋げたい

・新しい人材の確保

・社員のモチベーションアップを図りたい

 

一番訴求したい内容やメッセージを決める

ターゲットと目的が決まったら、一番訴求したい内容やメッセージを決めましょう。「ターゲットがどのような情報を求めているのか」を考えながら、訴求したい内容を考えることがポイントです。伝えたいメッセージが明確でないと、視聴者に「リアリティがない」「動画に一貫性がない」と見抜かれ、会社の魅力が伝わりきれません。

 

訴求したい内容やメッセージは、企業理念や社風、商品のコンセプトをもとに考えるとよいでしょう。ターゲットに最も効果的なメッセージは何か、そのメッセージを届けるため、興味を持ってもらうために最適な演出を動画で表現することもポイントです。

会社や商品のブランドイメージと合わせる

会社紹介動画は、会社や商品のブランドイメージと合わせることも重要です。ブランドイメージに合わせた動画を制作することで、会社に対する理解度やロイヤリティの向上につながります。動画全体の印象はもちろんのこと、色味や演出なども、その会社ならではの特徴を出すようにしましょう。ブランドイメージとの統一感を出すことで、より視聴者に印象づけることができます。

会社紹介動画の事例

実際にどのような会社紹介動画があるのでしょうか。うまくユーザーに訴求できている事例をいくつかご紹介します。

会社紹介動画:白銅株式会社

あたらしい、を、素材から。 白銅会社案内動画

 

産業用金属素材の専門商社である「白銅株式会社」の事例です。「あたらしい、を、素材から。」をスローガンとし、新たなステージへと飛躍する大きな転機に、会社紹介動画を制作されたようです。白銅株式会社の会社紹介動画は、対外的にはもちろん、採用、イベント、社内教育用として、さまざまな用途で使用されているそうです。

会社紹介動画:株式会社両備システムズ

きびだんご採用 /両備システムズ

 

岡山県に本社を構える情報処理関連会社である「株式会社両備システムズ」の会社紹介動画です。日本昔話の「桃太郎」を題材としたパロディーで、採用活動の面白いプロモーション動画を制作しています。コメディータッチな作風にすることでお堅いイメージを払拭することに成功している事例です。

自社の社員に向けた会社紹介動画:ココングループ

ココングループ企業紹介ムービー

 

社員総会のオープニングで放映された「ココングループ」の会社紹介動画の事例です。新たにグループ企業となった会社の社員にグループの企業価値を理解してもらい、士気を高められるように制作されたそうです。

会社紹介以外でも動画は効果的

会社紹介以外にも、動画を活用すると効果を発揮するシーンがあります。具体的な活用例をいくつかご紹介します。

商品・サービス紹介

商品やサービスを紹介する際にも、動画を活用すると効果的です。商品やサービスを検討している方に向けては、他社の商材と比較したり、実際のお客様の声を動画でリアルに伝えたりすることができます。ユーザーに向けては、商品・サービスの使い方を動画でレクチャーすることも可能でしょう。視聴者が、どのような課題や悩みを解決できるのかを動画内で伝え、解決できるシナリオにすることが大切です。

 

 

ブランディング

ブランドの理念や世界観などを伝えるためにも、動画は効果的です。ブランディング動画の目的は、「消費者とブランドのつながりを強くすること」です。動画を活用して新たなユーザーに自社を知ってもらいます。視聴者にとって価値を感じられる商品の魅力が、動画を通すとより伝わりやすくなるでしょう。

会社紹介に動画コンテンツを活用すれば、イメージとしてのユーザーへの訴求が可能

動画コンテンツを会社紹介として活用する方法をご紹介しました。会社紹介動画は、一度制作すれば、さまざまなシーンで活用できるため、コスト面でも効果的です。文章や画像だけでは伝わりきらないものも、動画にすることでより具体的にユーザーに届けることが可能でしょう。今回紹介した内容を参考に、自社の会社紹介動画を制作してみてはいかがでしょうか。