タクシー広告にも動画が効果的。タクシー動画広告の効果や事例を紹介
2022 04.15
数あるタクシー広告の中でも近年注目を集めているのが、タブレット端末を用いた動画広告です。タクシーはビジネスマンや富裕層が多く利用することから、BtoBサービスや富裕層向け広告の配信場所に適しています。この記事では、タクシー広告の種類や費用相場と合わせて、動画広告のメリットを事例とともに紹介します。
目次
- タクシー広告とは
- タクシー広告の種類と費用相場
- ステッカー
- アドケース(リーフレット)
- ラッピング
- デジタルサイネージ広告(タブレット)
- 車窓サイネージ広告
- タクシー広告のメリット
- ブランディング効果が高い
- 利用者の特徴に合わせられる
- 経営層や富裕層への訴求ができる
- 広告を読み進めるのに充分な時間がある
- タクシー広告に「動画」を活用する効果
- ノイズがないため受動的に視聴される
- 繰り返し目にすることで認知拡大につながる
- 顔認証を活用し効率よくターゲティングできる
- タクシー広告の「動画」を制作するならプロに依頼
- タクシー広告の動画事例3選
- ビットキー「顔認証ドア編」
- 本業だけで大丈夫ですか?
- 採用管理システムの決定版「採用一括かんりくん」CM
- 動画を用いたタクシー広告で効果的なPRを
タクシー広告とは
タクシー広告とは、タクシーを利用した交通広告のひとつです。タクシーの利用客をターゲットにした広告を設置して、企業やサービスなどを宣伝できます。バスや電車と違い、利用者は個室の空間で人の目を気にすることなく過ごせるため、広告に興味を持ちやすいのが特徴です。近年デジタル化が進んだことにより、タクシー広告もタブレット端末などを利用したデジタルサイネージによる動画広告が注目を集めています。
タクシー広告の種類と費用相場
タクシー広告の種類にはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれの広告掲載費を合わせて紹介します。
広告の種類 | 掲載費用 |
ステッカー | 3,5000円~/月 ※1台 |
リーフレット(アドケース) | 3,000円~/月 |
ラッピング | 35,000円~/月 |
デジタルサイネージ広告(タブレット) | 100万円~/週 ※出稿回数により変動 |
車窓サイネージ広告 | 300万円~/週 ※50台~ |
ステッカー
ステッカー広告は、タクシーのドアや窓に貼る広告のことです。乗客が窓から外を見るときに自然と目に入るので安価ながら高い広告効果が期待できます。乗客が見る車内側と歩行者の目に留まる車外側で異なる内容のステッカーを貼れば、個々のターゲット層に向けたマーケティングが可能です。
アドケース(リーフレット)
アドケースは、助手席や運転席の背もたれ部分に設置された専用ケースにリーフレットなどを設置する広告です。乗客の目の前に設置してあるため、目に留まりやすく、紙媒体なので持ち帰ることができるのが特徴です。リーフレットの減り具合などから、どのくらい効果があったのかの分析もできます。
ラッピング
ラッピングは、タクシーのボディ(車体)に広告を貼ったものを指します。歩行者や他のドライバーをターゲットとし、バスや電車といった決まった路線・スケジュールで走行するのではなく、繁華街から市街地を24時間走行するため広範囲に訴求できるのが特徴です。そのため、大規模イベントやキャンペーン告知などにも活用されています。車体広告は屋外広告に該当するため、自治体によっては条例で規制されている場合もあるので注意が必要です。
デジタルサイネージ広告(タブレット)
デジタルサイネージ広告は、車内に設置されたタブレットなどを利用して動画や映像を配信する広告です。車内というプライベートな空間を活用し、高い訴求力が期待できます。タブレットは、クレジットカードやIC・電子マネーなどのキャッシュレス決済端末としても使用できるものもあり、導入が進んでいる今注目の広告媒体です。デジタルサイネージ広告では、利用者自らタブレットを操作できるのも特徴です。気になったものがあれば、移動時間中に視聴する利用者も多く、コストはかかりますが費用対効果の高い広告といえます。
車窓サイネージ広告
車窓サイネージ広告は、タクシーの後方のサイドガラスに映し出す新しい技術を使った広告のことです。費用は高額ですが、人気漫画やミュージシャンとのコラボなど、ユニークな取り組みが話題を集めています。従来のラッピングでは、広告依頼から掲載まで2カ月ほどかかっていましたが、車窓サイネージでは最短5日ほどで掲載できるのも特徴です。
タクシー広告のメリット
ここでは、タクシー広告を活用することで得られるメリットについて紹介します。
ブランディング効果が高い
タクシーというプライベート空間では、広告の視聴率や関心度、購入意向喚起度が高い傾向にあるため、高いブランディング効果が期待できます。また、自分で運転していないので手が空いており、動画広告を見て気になったものは車内で検索してもらえるメリットもあり、コンバージョンにも寄与してくれるでしょう。
利用者の特徴に合わせられる
タクシーの配車エリアなどから利用者の属性や特徴など、ターゲットをある程度絞れるため、ターゲットに合わせたマーケティングをできるのがメリットです。特に、全国の主要都市におけるタクシー利用者には役職や年収、金融資産など、一般の消費者と比べてその属性や特徴に際立った特色があります。利用者の特徴に合わせた広告配信により、高い到達率と訴求効果が期待できます。
経営層や富裕層への訴求ができる
タクシー広告は、その利用者層の特性から経営層や富裕層への訴求ができるメリットがあります。下の表にある通り、1カ月のタクシー利用回数では、会社経営者の半数近くが10回以上利用しており他と比べても圧倒的に多いことがわかります。タクシー広告はビジネスの決裁者へのアプローチが期待できるため、特にBtoBビジネスと相性がよいでしょう。また、富裕層が多く乗降する専用乗り場に絞って広告を出すことも可能なので、目的のターゲット層に届く広告施策が打ち出せるのも魅力のひとつです。
広告を読み進めるのに充分な時間がある
タクシーの乗車時間は平均18分といわれており、広告を読み進める時間が十分取れるのもメリットのひとつです。通勤などのビジネスシーンや買い物帰りなど、ほっと一息つける空間でもあるのがタクシーならではの特徴といえます。外を眺めたり、スマートフォンを操作したりする利用者も多いとは思いますが、その合間に動画を眺めたり、リーフレットを手にとって読んでみたりするなど、車内の広告に目を向ける機会はたくさんあります。
タクシー広告に「動画」を活用する効果
種類の多いタクシー広告の中でも近年注目を集めているのが、動画を利用したデジタルサイネージ広告です。その効果について詳しく見ていきましょう。
ノイズがないため受動的に視聴される
タクシーの車内は、電車やバスなどと比べると閉鎖空間のためノイズが少なく、音声付き動画は受動的に視聴されやすいという特徴があります。そのため、高い広告到達率が期待できます。また、動画では視覚と聴覚の両方から情報を得られる上、モニターとの距離もおよそ60センチと近いので自然と広告に目が向く確率も高いでしょう。
繰り返し目にすることで認知拡大につながる
動画広告の場合、短時間の動画を自動でループして配信することが多いため、乗車中に何度も繰り返し目にすることで記憶に残りやすい特徴があります。認知拡大につながり新規顧客の獲得も期待できるでしょう。
顔認証を活用し効率よくターゲティングできる
設置されているタブレットによっては顔認証機能がついているものもあり、乗客の性別や年齢を判別し、ターゲットに適した動画広告を配信できる場合もあります。配信する時間帯や曜日・エリアなどを限定することで無駄を省いた広告施策を打ち出すことも可能です。他の広告と比べてコストはかかりますが、その分高い訴求効果が期待できる注目の広告手法です。
タクシー広告の「動画」を制作するならプロに依頼
長くても1分以内というタクシー広告の動画では、短時間で伝えたい情報を的確に伝え、視聴者を惹きつける魅力的な動画を制作する必要があります。そのため、タクシー広告の動画を制作する場合はプロに依頼することをおすすめします。
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タクシー広告の動画事例3選
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ビットキー「顔認証ドア編」(今田美桜 出演CM)#オフィスDX #Bitkey
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本業だけで大丈夫ですか?
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HRクラウド株式会社が配信している「採用一括かんりくん」の紹介動画です。オフィスの課題に対する解決策として「採用一括かんりくん」でできる便利な機能をコミカルなテンポでわかりやすく紹介しています。
動画を用いたタクシー広告で効果的なPRを
タクシー広告の種類や費用相場、メリットについて紹介しました。デジタル化が進む昨今、タクシー広告もデジタルサイネージが主流になりつつあります。視覚と聴覚で視聴者に訴求できる動画広告は、認知拡大から新規顧客獲得まで期待できる注目の広告手法です。動画を用いたタクシー広告で、より効果的なPRをしてみてはいかがでしょうか。