今注目のショートムービー!メリットや作り方を解説
2022 02.25
ショートムービーは、企業ブランディングに活用できることから多くの企業が導入している動画コンテンツです。スマートフォンやSNSの普及により、企業アカウントが当たり前になりつつある現在、若年層にアプローチできるマーケティング手法として注目を集めています。ここでは、ショートムービーを活用したマーケティング手法やショートムービーの作り方、制作時のポイントなどを事例を交えて紹介します。
目次
- ショートムービーとは
- ショートムービーの目的や特徴
- ショートムービーの活用方法
- 企業がショートムービーを作るメリット
- 自社製品やサービスの認知拡大
- 入社意欲の醸成(採用活動)
- ブランド価値の向上(ブランディング)
- ショートムービーを作る上でのポイント
- 目的を明確に
- ターゲットを明確に
- 伝えたいメッセージは1つに
- ショートムービーの作り方
- スマートフォンのアプリ
- パソコンの動画編集ソフト
- プロに依頼
- おすすめのショートムービー事例
- 面白いショートムービー例「大京警備保障株式会社」
- 感動するショートムービー例「株式会社BEEM」
- かっこいいショートムービー例「トヨタ自動車株式会社」
- ショートムービーを活用し、企業のブランディングを図ろう
ショートムービーとは
ショートムービーとは、一般的にYouTubeやSNS、コーポレートサイトなどで配信する数十秒~2分程度の短い動画のことを指します。ここで紹介するショートムービーとは、企業のブランディングやマーケティングへの活用を目的とした動画であり、20分程度の長さがある短編映画(ショートフィルム)とは異なります。「短時間で視聴者の心に残るメッセージを伝えられる」ため、マーケティング業界からも注目されている動画コンテンツです。
ショートムービーの目的や特徴
ショートムービーの一番の特徴は、再生時間の短さにあります。短時間で視聴できるので、視聴者の負担も少なく、手軽に見れるのも魅力の1つです。最近ではその特徴を活かし、企業のブランディングを目的としてショートムービーが使われています。商品やサービス、企業理念など企業の想いを「ストーリー化」して伝えることで、ターゲットの共感を得て自社に興味を持ってもらえるだけでなく、共感したターゲットが企業のファンになってくれることも期待できるでしょう。
ショートムービーの活用方法
ショートムービーは、主に企業のブランディングに活用できます。具体的には、自社製品やサービスの認知拡大、自社のブランド価値の向上、採用活動にショートムービーを活用する企業が多いです。難しいとされるブランドの確立と同様、ショートムービーの活用方法もしっかりと施策を立てて取り組む必要があります。
企業がショートムービーを作るメリット
企業はどのような理由からショートムービーを制作し、ブランディングにつなげているのでしょうか。ここでは、企業がショートムービーを作るメリットを紹介します。
自社製品やサービスの認知拡大
ショートムービーを作ることで、自社製品やサービスの認知拡大を図れるメリットがあります。気軽に投稿・視聴できるショートムービーはSNS上での拡散も容易なため、見た人の心に残るショートムービーを作成できれば、多くのターゲットへの認知拡大が見込めます。拡散により多くのターゲットの目に留まることで、自社のファンや自社製品を購入してくれる顧客も増えるでしょう。
入社意欲の醸成(採用活動)
ショートムービーは、採用活動に活用できる点もメリットです。写真やテキストと比較して、動画は短時間で膨大な量のメッセージを伝えられます。動画コンテンツの中でもショートムービーは、企業の経営理念や社風、ブランドメッセージなどを短く印象づけて伝えるのに最適なコンテンツです。自社の魅力をショートムービーで拡散し認知拡大を図ることで、求職者の入社意欲の醸成にも役立ちます。
ブランド価値の向上(ブランディング)
ショートムービーは、自社のブランディングにも活用できるメリットがあります。自社のブランドイメージの向上を目的に作成された動画を「ブランデッドムービー」と言い、近年ではSNSでの拡散を狙って多くの企業が配信を始めています。動画広告と違ってショートムービーは視聴者が自ら選択して視聴するため、自社への興味関心や好感度アップを期待できるのが大きなメリットと言えます。
ショートムービーを作る上でのポイント
企業のブランディングやマーケティングに活用できるショートムービーを作る上で、押さえておきたいポイントを紹介します。
目的を明確に
ショートムービーを作る前に、まず目的を明確にする必要があります。「どのような場面で活用したいのか」「何を伝えたいのか」など、動画を作成する目的を決めます。
ショートムービーを作る目的例
・ブランディング ・認知拡大 ・採用活動 など |
目的やゴールを明確にして掘り下げることで、作成する動画の方向性が決まり、その後の工程もスムーズに運びやすくなります。また、目的の達成において必ずしもショートムービーが最適とは限りません。目的を明確にした上で、ショートムービーが適しているのかどうかを検討することも大切です。
ターゲットを明確に
ショートムービーを作る目的を決めたら、つぎにターゲットを明確にしましょう。目的に応じたターゲットをしっかりと決めることで、ターゲットの印象に残るショートムービーを作成できます。視聴者が自分から能動的に動画を見たり検索したりするSNSでは、ターゲットの明確化がとても大切になります。ターゲットが曖昧なまま動画を配信してしまうと、視聴も拡散もしてもらえず、本来の目的を達成できない事態になりかねません。視聴者の心に響くショートムービーを作成するためにも、ターゲットを明確にすることがポイントです。
伝えたいメッセージは1つに
ショートムービーを作る際は、伝えたいメッセージを1つに絞ることが大切です。短い再生時間の中で一番伝えたいメッセージだけをしっかりと表現できれば、視聴者の心に残るショートムービーが作成でき、より多くの視聴者に届けられるでしょう。伝えたいメッセージが多すぎると、まとまりがなく結果として誰の心にも響かない動画になってしまうので注意が必要です。
ショートムービーの作り方
これまで、ショートムービーの基礎知識やメリットなどを紹介してきました。ここからは、実際にショートムービーを作る場合の方法について紹介します。
スマートフォンのアプリ
ショートムービーの作り方に、スマートフォンのアプリを利用する方法があります。InstagramやTikTok内の動画編集機能を使って編集するほか、動画編集・写真加工アプリなどを使う方法もあります。無料で利用できるアプリも多いので個人でも手軽に作成することができるのが特徴です。ブランディング以外にも、SNSに投稿されている個人の動画の多くはスマートフォンのアプリによって作成されています。ただし、企業が公式で制作する場合はクオリティの高さが求められるでしょう。ショートムービーのクオリティを高めたい場合は、スマートフォンのアプリはおすすめしません。
パソコンの動画編集ソフト
2つ目に、パソコンの動画編集ソフトを使って作成する方法があります。スマートフォンやビデオカメラなどで撮影した写真や動画をパソコンで編集します。スマートフォンのアプリよりも本格的なショートムービーが作成できますが、その分時間や手間がかかります。さらに、動画編集ソフトを使ったことのない初心者には難しいので、ビジネスを目的としたショートムービーを作成する場合はプロに依頼することをおすすめします。
プロに依頼
ショートムービーの作成をプロに依頼するのも1つの方法です。高品質でより効果的なショートムービーを作成したい際には、プロに依頼することをおすすめします。依頼先には、動画制作会社やフリーのクリエイターなどがあります。予算や目的に合った依頼先を検討することも必要です。また、依頼する際には、制作者側と認識のズレがないように、目的やターゲット・メッセージなどをしっかりと伝えることが重要になります。
おすすめのショートムービー事例
ここからは、実際に企業が配信しているおすすめのショートムービー事例を紹介します。さまざまなショートムービーがYouTube内の「YouTubeショート」にあるので参考にしてみてください。
面白いショートムービー例「大京警備保障株式会社」
大京警備保障株式会社が配信しているショートムービーです。思わず笑ってしまう面白いショートムービーを中心に配信しています。社員自身が動画撮影を楽しんでいる姿が、そのまま「楽しそうな会社」と視聴者に好感度を与える動画です。
感動するショートムービー例「株式会社BEEM」
株式会社BEEMがフォロワー40万人達成までの軌跡をまとめた感動ショートムービーです。SNS運用などのマーケティングを主業務とする株式会社BEEMが、自社のSNSアカウントを運用することで自社のマーケティング力の高さをアピールしています。ブランディングから採用活動、営業活動をSNSを通して実践している例です。
かっこいいショートムービー例「トヨタ自動車株式会社」
トヨタ自動車株式会社の試作車「スープラ」のテスト走行を撮影したショートムービーです。音楽と映像の切り替えを上手く使って、かっこいい演出に仕上がっています。自社製品の認知拡大・ブランディングの向上などを目的とした事例です。
ショートムービーを活用し、企業のブランディングを図ろう
今回は、ビジネス利用を目的としたショートムービーの基礎知識や活用方法について紹介しました。スマートフォンやSNSの普及に伴い、多くの企業で活用されているショートムービーは、その拡散性を利用して認知拡大からブランド価値の向上など活用方法はさまざまです。今回の記事を参考にして、企業のブランディングにショートムービーを取り入れてみてはいかがでしょうか。